踊る大走査線 THE MOVIE 2《ネタバレあり》

 遅ればせながらやっと観た。これ、厳密に言うと映画じゃない。フジTVによる「踊る大走査線ファン」の為のイベントだ。ひとつの映画作品として見ると、犯罪のプロットは散漫としていて全くなってない。だいたいこんな馬鹿な犯人いるわけがないし、こんな馬鹿な管理官がいるとも思えない(真矢みきさんが可哀そうすぎるぞ)。ストーリーはあいも変わらず組織の対立だしね。しかもお約束ばかり。室井と沖田が交代した途端に事件が解決するなんてあまりに安易すぎる。
 でも、それが楽しめてしまう!入替制の映画館じゃなかったら確実に2回連続で観てしまうところだった。DVDが出たら目を皿にしてネタ探ししてしまいそう(笑)実は家族が先に観ていてネタバレ状態で観たのだが、それでも十二分に面白かった。
 個人的には本庁に戻る新城と沖田を無視してすれ違った室井が本部へ入り所轄に檄を飛ばすシーンにカタルシスを感じてしまった。思わず拳を握っていた(笑)ギバちゃんカコイイー!!
 しかし恩田すみれ(深津絵里いいねー)、完全に告白している状態なのに、青島は気づかないのか、とぼけているのか?それと青島はなぜ手術に大量の血が要るとわかっていたのか?その割に血液型を言わないのはなぜ?未消化なのかわざとなのかその辺が謎だった・・・って完全にフジTVにハメられている気がしてきた。
 映画の範疇に入らないからこそ、これだけヒットしたんだろうな。「DVD出たら観ようか」なんて言ってる人は映画館へ行くべし!(ハメられてる...)