A FEW GOOD MEN*1
久々に映画で感動した。「あー、面白かった」と言える作品は最近も観たが*1、観た後に感動を覚えた作品は本当に久しぶりである。
放映終了後、すぐにamazonでDVDを予約してしまった。期間限定生産\2,500はの最後の1本をゲット。*2しかもギフト件を使って500円ディスカウント。ラッキーだった。
話を戻そう。“ア・フュー・グッドメン”、オールスターキャストという感じではあるが、出演料以外の制作費は、おそらくそれほどかかってはないだろう。話の大半は室内で大仰なセットなどもない。ぼやっと観ていると「たかが軍隊内のイジメとリンチで何を大げさな」と思ってしまうかも知れない。しかし、その事件が起きたのがキューバのグアンタナモ米軍基地*3の海兵隊だから話は違ってくる。
まず敵地である。海岸側以外は300ヤードの距離を置いて4,000人の敵兵に常に包囲されてる。映画でも外を移動するときは迷彩服を着ないと狙撃される可能性があるというエピソードが出てくる。しかももっとも過酷な任務を負った海兵隊である。海軍と海兵隊を混同している方もいると思うが、海軍は“US NAVY”、海兵隊は“US Marines(Marine Corps)”つまり別組織である。上陸作戦で最前線で白兵戦を遂行するのが海兵隊。*4先端が開かれると真っ先に前線に飛び込む、常に死と隣り合わせの部隊である。*5
さらに、海兵隊は一般に海軍が嫌いらしい。この映画でも被告の上等兵がトム・クルーズ演じるキャフィ中尉に「海軍は好きですよ。敵地まで我々を運んでくれるから」という痛烈な皮肉を浴びせるシーンがある。
これだけのお膳立てを理解しながら観ればかなりエキサイティングな話である。そして舞台劇の映画化と知って更に納得した。