FIVA逝く

 5月23日(金)、MPC-206無印FIVAが昇天した。
 朝、出勤前は正常に動いていたのだが、会社に着いてFIVAを起動すると、起動途中で固まってしまい、Ctrl+Alt+Deleteなども一切受け付けなくなった。

 Linuxのインストール時に同様な症状が出ることはあるのだが、その場合ならUSBキーボードを挿せば使えていた。しかし、今回はI/Oを一切受け付けないような感じだ。
 
 なんどか再起動すると、Windows2000が立ち上がる途中で止まったり、ブートローダーで止まったり、CASIOのロゴが出てブートローダーが表示される前に止まったり。しかもだんだん症状が悪くなる。
 
 Web上で調べてみたらhttp://i386.s15.xrea.com/fiva/index.htmlに「BIOSすら起動しなくなる」障害について情報があり、「2ちゃんねる」でも同様な障害について議論が行われていた。

 どうも、FIVAのゴム足が取れたまま使用していると換気が悪くなって熱がこもり、マザーボードのはんだが溶け出して接触不良になるのが原因らしい。

 私のFIVAもゴム足はかなり前に取れていた。このゴム足は小さく薄いゴムを簡単に接着剤で貼ってあるだけなので剥がれやすい。確かにFIVAの換気口は底面にあり、本体がかなり熱くなることも気づいてはいたから、「言われてみれば」納得である。しかし、熱暴走は良く聞くが、はんだが溶けて接触不良になるとはね。

 修理に出すとマザーボード交換となって、修理費も約6万円はかかるらしい。2001年末に10万弱で購入したPCを6万円の修理費を出して継続使用するかとなると...。ちなみにバッテリは購入して10ヶ月しか持たなかった。CASIO製品は耐久性に難があるのかも?

 VAIO-Uシリーズがフルモデルチェンジと言えるVAIO-U101の登場で、U1が9万弱、U3も10万弱となっている状況ではやはり修理費出すよりは買い換えた方が良さそうだ。
 
・・・というわけでFIVAを諦めることにした。FIVA系のコンテンツは今後増えることはありません。Linuxマシンとしてはかなり良かったのでちょっと残念ではある。