NetBSD on QEMU on Windows

 モバイルギア(MC-R450)の貧弱なリソースではpkgsrcはほとんど無理なようなので、とりあえずクロスコンパイラ環境を準備しようと思い立った。
 Linux上でもクロスコンパイラ環境は構築できそうなんだけど、Knoppix(Debian)でAPTなパッケージ管理環境をあまりいじりたくない。
 そこでNetBSD/i386の母艦を用意してそこに環境を構築しよう・・・と考えたがNetBSD/i386をインストールする環境がない...。
 Lavie(LJ-500/6A)はインストールCDでブートできないし、他のPCでいちいちパーテーションを切り直すのも面倒。
 というわけで、QEMUNetBSD/i386を立ち上げてみた。

 まずは、KNOPPIXに付属のQEMU-0.6.0-windowsを利用して*1qemu-knoppix.batを編集し、

qemu.exe -L . -m 128 -boot a -fda bootlap-big.fs -hda netbsd.img -cdrom i386cd.iso -hdachs 1422,16,63 -user-net -enable-audio -localtime
というコマンドのqemu-netbsd.batを作成して実行。
 bootlap-big.fsとi386cd.isoはNetBSDFTPサイトから持ってきたFDとCDのイメージファイル。netbsd.imgはqemuのコマンドで作成したLOOPイメージ
 起動したら、とりあえずクロスコンパイラ環境構築に必要なX関連以外のファイルをインストールして、今度はHDDから起動するようにバッチファイルを変更*2
qemu.exe -L . -m 128 -boot c -hda netbsd.img -cdrom i386cd.iso -hdachs 1422,16,63 -user-net -enable-audio -localtime
 再度起動したところ、凄く早いとまでは言えないがとりあえず実用レベルの速度でNetBSDが起動した。
 ネットワークも
#dhclient
で利用可能になり、現在クロスコンパイル環境を構築しているところ。

*1:QEMUを単独でインストールして使うより設定が楽

*2:なぜか -boot c でないと起動しない??